光舜堂では、天然に数十年熟成した松脂をモデルにして、松脂を作り始めました。

光舜松脂の特性

天然に数十年自然の中で熟成された松脂をモデルに制作されています。

大変肌理の細かい粒子で構成されていますので、あらゆる倍音を引き出します。音の立ち上がりがとても速くなおかつ切れがあります。

どのようなタイプの弦でも無理なく自然に鳴らすことができます

。しっかりしたPPそしてわざとらしくない十分なFFを実現します。

夏場に溶けたり変質したりしません。

光舜松脂それぞれの特徴。

光舜松脂の3つのタイプは粒子の硬さと大きさの違い、またその組み合わせによって音の性質が変わるように作っています。

０ゼロ　たくさんの倍音を引き出し、芳醇な音色になります。古典曲等には合っているようです。多くの室内楽奏者に好まれています。

K20　（煌・きらめき）  華やかな高音と豊な低音を響かせ音楽の表現を豊かにしてくれる松脂です。引っ掛かりは強いですが手に負担のかかることもなく、わざとらしい音にはなりません。多くのソリストの方に好まれています。

1イチ（調・しらべ）全部の弦をごく自然に調和のとれた音で鳴らします。人の声を感じさせ、楽器を歌わせることが好きな方に好まれています、楽器の音色の美しさを引き出します。

また、これらのK20、１の上に2，3回0を塗るとそれぞれの特性に更に豊かな倍音が加わります。

どうぞお試しください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

注意事項！！

①      光舜松脂を始めてお使いの際、新しく張り替えた弓毛は、付属の眼鏡拭きで馬毛についている油分を拭き取ってから光舜松脂を塗布してください。

他社の松脂を使っていた時にも以前の松脂を拭き取ってからお使いください。新しい馬毛は油分がとても多く、他社の松脂も油分を多く含んでいることが多いです。

光舜松脂は全く油分を含まず、油分と混ざりにくいため油分のの上で浮いてしまうこともあり滑った感じになることもあります。

コントラバスやチェロの大変柔らかい松脂を塗った弓毛の上には光舜松脂は乗りにくいです。

出来る限り新しく馬毛尾を張り替えたもので使用してください。また、そのような柔らかい松脂の上に光舜松脂を塗る時には0ゼロをかなりたくさん塗ってそれから1ないしはK20 を使ってください。

②      塗り方

新しい馬毛には約1２，３往復、以後は使用時間10から20時間くらいを目途に2、３往復ゆっくりと塗ってください。

③      光舜松脂が破損した場合

落下や衝撃を与えることで光舜松脂が破損した場合、ご自身で加熱して直そうとしないでください。

光舜松脂は湯煎では溶けません。また電子レンジなどに入れて溶かそうとすると火災報知器が鳴るくらい煙が出ます、危険ですのでやらないでください。

破損した時には工房へ送っていただければ有料ですが、元の８０％くらいの量になりますが直せます。